画材紹介~水彩紙(アルシュ)
2017 / 11 / 16 ( Thu )
☆アルシュ(仏)
ナチュラル極細目/細目/荒目185g/300g
水彩紙の世界では最強と言われて久しい紙。
実際コットン100%であらゆる技法に耐え、しかも中性紙なので長い間変質しません。
紙色がナチュラルなのでやや落ち着いた発色になりますが、薄塗りでもしっかり色が乗ります。
しかしドーサが強過ぎるせいでペン入れがしにくいのが難点。

紙目が三種類あり、別々の個性を持ちます。

極細目:ダンボールの様な表面を持つ紙。
比較的ペン入れがしやすく、透明水彩やカラーインクの場合塗る箇所を水塗りすればぼかしもできます。
ガッシュやアクリルにも向いており、滑らかに塗る事ができます。
なお、コピックに使うユーザーもいるそうです。

細目:実際は中目と呼びべきかも知れない紙。
水彩の技法を難無くこなす上、発色も申し分ありません。
扱いやすいからか、この紙はよく用いられます。
640gもありますが、一般的には300gまでが入手しやすく、よく使われます。

荒目:一番凸凹が激しく、細目以上に主線入れが大変ですが、実は水彩界隈に於いてはこのタイプが主流。
国内外の多くの著名な水彩画家が愛用しています。
実際一度使ってみた所、ぼかしやにじみが見事に決まりました。
また、このタイプのみ640gと850gも存在。
これらはパネルにテープで留めれば描く事ができます。
当然丈夫なので、大作を描く時に用いられる様です。

大変高価ですが置いている画材店は多く、百貨店の画材コーナーにもあります。
シートの他、ブロックや店によってはお試し用のアソートパックも揃っています。
そんなこの紙の最大欠点は何故か臭い事
もっとも、ヘビーユーザーはこの匂いさえも受け入れている様です。


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画材紹介~水彩紙(ヘリテージ)
2017 / 11 / 13 ( Mon )
☆ヘリテージ(仏)
ホワイト極細目/細目/荒目185g/300g
キャンソンファミリーやアルシュを生んだ仏キャンソン社が新たに生み出した最高級水彩紙。
アルシュとの違いは紙色が穏やかな白である事。
それとあの匂いが感じられない事(笑)
試しに使った紙が荒目だった事もあり、他の紙で浮いてしまった透明水彩がよく食いついてくれました。
カラーインクも発色が強烈な上、ぼかしや平塗りも見事でした。
その代り、主線やハイライトを引くのに苦労しましたが、これは紙目の問題だと思います。
高価ですが、透明水彩ユーザーはきっと後悔しないでしょう。
既にブロックやシート等様々な展開を見せているので、まずはカットタイプやシート等、比較的入手しやすいタイプで試してみましょう。

ヘリテージの作例




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画材紹介〜水彩紙(ホワイトアイビス)
2017 / 10 / 12 ( Thu )
☆ホワイトアイビス(日)
ホワイト 中目 300g(中厚口)

ホワイトアイビスの作例

実はC92で小型のブロックを購入していたのですが、先日の大・OSAKA画材まつりで念願のトライアルシートを手に入れる事ができました。
ウォーターフォード(の中目)を意識したとの事ですが、実際はそれより少々目が荒いと感じました。
直接鉛筆で下書きを描き込んだのですが、単に丈夫なだけでなく、消しゴムがけが綺麗にできました。
また、紙色はナチュラルとホワイトの中間よりややホワイト寄りと言う感じでした。
着彩はほとんど水彩色鉛筆の水溶きで、補助に色鉛筆を用いていますが、実に素直に、そして強めに発色しました。

その結果、この紙は私にとっての『OKな紙』の仲間入りを果たしました。
全判サイズがあるのも大きいです。


なお、作例が珍しく二次創作なのは、他でもない『トキ』つながりと言うわけで・・・。




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画材紹介~水彩紙(アルティスティコ・エキストラホワイト)
2015 / 10 / 30 ( Fri )
☆アルティスティコ・エキストラホワイト(伊)
ホワイト/極荒目・荒目・細目・極細目/300g

イタリアのファブリアーノ社製の高級水彩紙ブランド「アルティスティコ(ARTISTICO)」の一つで、その名の通り紙色がほぼ純白の水彩紙。
アルティスティコのもう一つの雄であるクラシコ・ファブリアーノ同様、コットン100%で大変丈夫な水彩紙です。
ただ、クラシコ・ファブリアーノとの違いは何と言っても名前通りの紙色で、発色が非常に鮮やかで素直です。
また、紙目が水彩紙でも珍しく4種類ある為、用途が幅広い事も特長です。

極荒目
紙の凸凹が激しい分、にじみやぼかし等の技法を楽にこなせます。
但しペン入れが大変で描線もガタガタになる上、慣れないと紙のはみ出しも酷いので、基本的にコミック系のイラストには向かない様です。
対策としてはA4(F4)以上の大きいサイズにして、構図も大胆にする事をお勧めします。
このタイプのブロックが発売されなかったのも、その為かも知れません。


荒目
やはり水彩の技法を一通りこなす事ができ、その中でもぼかしと平塗りを得意とします。
極荒目よりは凸凹が少ない為、色鉛筆等でなら主線を入れられる等、かなり扱いやすくなります。
ミューズですべてのタイプが発売されている様に、水彩界隈ではこの紙目が主流の様です。


細目
多少表面に凸凹があり、実質上は中目と言える紙。
水彩の技法を一通りこなせる上、ペンや色鉛筆での主線入れもしやすい為、コミックイラストには一番使いやすいです。
但し、大型の水彩画の場合は中途半端に思われるのか、これだけロール版がありません。
なお、平塗りやぼかしは、塗りたい所だけ水塗りすると上手くいきます。


極細目
ボール紙と見まがう程、表面の凹凸がほとんどない紙。
しかしそれ故にボタニカルアートを始めとする細密画に威力を発揮します。
平塗りやぼかしは、塗りたい部分にあらかじめ水塗りし、素早く色を置くと上手くいきます。




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画材紹介~水彩紙・アヴァロン
2012 / 11 / 01 ( Thu )


☆アヴァロン(英)
ホワイト 中目 300g(中厚口)
イギリスでワットマンの後継者として生み出された高級水彩紙。
コットン100%で純白の紙は発色が鮮やかなだけでなく、塗り残しによるハイライトも効果的です。
中目とありますが、実質上荒目と考えて良いでしょう。
ワットマンとの最大の違いは表面強度で、それにより使える水彩技法が増えました。

アヴァロン2012
丁度作例(笑)がありました。
かなりの薄塗りでもきれいに発色し、荒目の紙らしく、同じ色を作ってあれば慌てなくても色を繋いでいく事ができました。
同じイギリスのウォーターフォードと違い繊細な表現は難しいと思いますが、ぼかしや滲み等、水彩ならではの技法には最適かも知れません。

現在、サイズ・携帯等色々と展開しています。
入手しやすいシートやポストカードから始めてみてはいかがでしょう。



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画材紹介~水彩紙・ニューブレダン
2011 / 09 / 16 ( Fri )


☆ニューブレダン紙(日)
乳白色/細目/233g
かつては「ブレダン紙」だったのが、品質改良したのか、近年上記の様に改名しています。
元々はベランアルシュやBFKリーブと同じく版画用紙。
主線入れに付けペンより顔料ペンや油性色鉛筆の方がお薦めな点や、水彩系だと平塗りやぼかしが美しい反面、色を吸い込み過ぎて色あせた感じになるので重ね塗りするか、他の画材と併用した方が良い点は、他の版画用紙とほぼ共通します。
しかし、他の版画用紙との決定的な違いは、表面がかなり丈夫で扱いやすい所。
またコピックの場合、少々滲むもののノリが良く、鮮やかで強い発色になります。
但し裏映りが強烈なので、投稿時の必須事項は別紙に書いて裏面に貼りましょう。


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画材紹介~水彩紙・BFKリーブ
2011 / 08 / 26 ( Fri )

BFKリーブ(仏)
250g/270g ナチュラルホワイト
アニメのキャラクターデザインで有名な高田明美先生が使用されている事から、急速に知名度が上がっている版画用紙。
コットン100%、細目ですが特有のザラザラ感があります。
高田先生によると、この紙は表面が非常に弱い上、色を吸い過ぎる為濃い色を出すには何度も重ね塗りする必要がある代り、大変美しいぼかしや滲みができるので愛用しているとの事です。
先述の通りデリケートで扱いの大変な紙なので、興味のある方は、ある程度他の用紙を使いこなしてからチャレンジした方がいいでしょう。
ちなみに私自身は、あまり使いたいと思いません・・・。


キャラクターイラストの描き方―女の子を可愛く描く キャラクターイラストの制作過程キャラクターイラストの描き方―女の子を可愛く描く キャラクターイラストの制作過程
(2011/02)
高田 明美

商品詳細を見る

高田先生は、過去に何冊も画集を出されていますが、これは珍しいメイキング物。
ちなみに、この書籍の作例には、すべてBFKリーブが使用されています。



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