画材の色名事典(オレンジ系統・その41)
2017 / 03 / 09 ( Thu )
NUSTURTIUM ORANGE
ナスタチウムオレンジ(NUSTURTIUM ORANGE)
ソフトパステル930~935(SN)
ナスタチウム(Nasturtium)は南米(主にアンデス山脈)原産のノウゼンハレン科の一年草の英名です。
葉が蓮に似ている事から和名をキンレンカ(金蓮花)、仏名をCapcineと言います。
花は5月〜11月頃で、黄色、ピンク等暖色系の色が多く、色名には最もポピュラーな橙色が選ばれています。
花を観賞する他、花や若葉を食用にする為に栽培されます。
花や若葉にはクレソンを思わせる辛味が少しあり、主にサラダに用いられます。
また、未熟の種子も塩漬けにされます。
仏名のCapucine等は、ナスタチウムの辛味に由来しているのかも知れません。

NAVEL ORANGE
ネーブルオレンジ(NAVEL ORANGE)
アクリルガッシュすいどーばた特別色1(TN)
ネーブルオレンジ(Navel orange)は、スイートオレンジの一種。
元々ネーブル(navel)は英語でへその意味。
19世紀にブラジルで発見され、アメリカに渡った時に果実の果頂部(へたの反対側)の凹みがへそに似ている事からこの名が付いたそうです。
温暖で晴れの日が多い地域で栽培されており、日本では特にアメリカ・カリフォルニア産の品種が輸入されていますが、日本国内でもかなり生産されています。
国産の場合、広島県、和歌山県、静岡県、愛媛県等柑橘系を得意とする地域が産地として知られています。
早生のオレンジで、輸入物は11月〜4月、国産は2〜3月頃が旬とされています。
スイートオレンジの中でもずば抜けて香りが良く、甘味と酸味のバランスが良く美味しい事で知られますが、一度絞った果汁は劣化しやすい為、加工食品には向きません。
家庭でジュースにした時はすぐに飲み干しましょう。
最適とされる生食でも、皮を剥いたらその一個はその時に食べ切りましょう。
色名はそのネーブルオレンジの果実の色をイメージ。
PY170とPO34を使用しており、耐光性と鮮やかさを併せ持つオレンジ色でしたが、評判が良過ぎて完売してしまいました。



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ネーブルオレンジ追記:
ミカン科ミカン属の果樹オレンジは、スイート、ビター、マンダリンの3種に分別できます。
スイートオレンジの代表であるバレンシアオレンジは、ネーブルオレンジに比べ酸味が強いものの、房がきれいに分かれている為くし切りがしやすく、しかも絞った果汁の劣化が比較的遅い為、ジュースやマーマレード等、様々な加工されます。
ビター(サワー)オレンジはベルガモットやダイダイが有名です。
酸味と苦味が強過ぎで直接食用にはできませんが、果実から採れる精油は香料となり、紅茶等の香りづけに用いられます。
また、ダイダイはその見た目や大きさから正月飾りになり、果汁もポン酢の材料になります。
マンダリンオレンジは中国原産である事が名前の由来。
こたつの友として有名なウンシュウミカン(温州蜜柑)はここに属します。
追加参考文献(サイト)
「旬の果物百科」
「輸入果物図鑑」(サイト、『フルーツセーフティ』内)
「グローバルフルーツ」(果物の通販サイト)、他。

テーマ:雑学・情報 - ジャンル:学問・文化・芸術

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