今年で40周年。
2017 / 07 / 30 ( Sun )
1977年7月30日、1本の邦画が上映されました。



そう、大林宣彦監督の映画デビュー作『HOUSE』です。

私は公開当時小6だったので劇場には行けませんでしたが、数年後ABC(朝日放送)でテレビ放映されてたのを家族と観る事ができました。
その時間帯は何と、日曜日の午後3時〜4時頃です(笑)。

で、「何故、あの人が脱ぐの!?」とか、「あの猫、食べられた子達だ!」「東郷先生、早く行かないと!(東條先生が来たら生き残ってる女の子だけでも助かる、と私達は思っていました)」などと姉妹で大騒ぎした記憶があります。

その後は時代の沼に消えた感がありましたが、近年アメリカで上映されたのをきっかけにYou Tubeにアップされた予告編を見て、私は気が付きました。
「この作品は70年代のトレンドのデータ集だ」、と。
当時の流行のファッションを身にまとい、羽臼屋敷に向かうハウスガールズはアンノン族を彷彿とさせます。
ちなみにアンノン族とは、70年代に登場したカジュアルな格好で王道の観光地を避け地方を一人で、あるいは数名でのんびる旅する若い女性達の事。
よく見ると彼女達の服装は白や暖色系に揃えられていますが、これはスタイリストがクロマキー効果を始め、メンバーの個性を生かしつつ主役グループとしてのまとまりを考慮した結果でしょう。

色と言えば、空も含め遠景のほとんどは描かれた絵。
当時、排気ガスや光化学スモッグのせいで、都市部の空は晴れていても白く反射した感じでした。
本当に空が青くなるのは数年後、私が高校生位になってからだと思います。

更にハウスガールズと同じ電車に乗り合わせていた男の子が持っていた絵本のページを開く場面。
そのページがアニメになり、電車がどんどん田舎へ向かうのですが、この時の絵柄や色調がとにかく綺麗で、私のお気に入りのシーンでもあります。

空が青く、空気や水が綺麗な田舎は当時のアンノン族の憧れでした。
アンノン族以外にもキャンプやツーリングをする若者が増えた時期です。
但し、定住を考える若者はごくわずかでした。

スイカ売り役の小林亜星氏と東京駅にいた若者グループ役のゴダイゴが手がけた楽曲も、無国籍風で軽快でこの時代が反映されたものでした。
ハウスガールズ自体そうでしょう。
ブレイクしかけの子や全くの新人の子など7人組はアイドルユニットの走りとして活躍後、それぞれにブレイクしていきました。

この作品が興行的に成功したのは、その時代の感性をきちんとキャッチしたからだと思います。
また、この作品がなかったら、後の尾道三部作を始めとするヒット作は生まれてなかったはず。

最後に、一つだけ願いがあります。
それは、
続編がどんな内容だったのか知りたい
、と言う事。
特に、オバちゃまの末路を、是非。
あのまま勝ちっ放しはダメでしょ(笑)。
簡単なコメントとかでもいいので、この機会に公表してもらえれば、かなり本気で思っています。







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追記:
ハウス予告編動画。


一番好きな楽曲。


参照サイト:
ぼくたちのトラウマ映画シリーズ#1「HOUSE」
Wikipedia「ハウス(映画)」

テーマ:映像・アニメーション - ジャンル:学問・文化・芸術

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